八千草さんが、母と重なって仕方なかった。
娘とのやりとりに、涙がとまらんかった。
今の私の状態を、ズバッと示してくれた。
周りの人は、誰も泣いている様子がなかったから、
この映画で感じるところは、人それぞれ違うと思う。
でも、何かしらは必ず考えさせられると思う。
Dear Doctor
…だけど、医者だけでなく、
多くの人に、ぜひ観てほしい映画だ。
イトイさん、ありがとう。本当に観てよかった。
西川監督は、エグるようなセリフや表情、シーンを撮る。
綿密な取材をしてこそ、みえてくるものもあるんだろう。
複雑に混ざり合った感情の表し方、映し方に圧倒される。
表情だけじゃない、風景からですら、感情が伝わってくる。
ゆれる、もそうだった。
この監督の撮る映画、もっと観たい。
俳優陣も皆、映画の中で生きていた。
鶴瓶さん、よかった。
人としてにじみでているものがよかった。
素にもみえるくらいだった。
医者不足や、高齢化社会、介護の現状…
現代の問題もろもろを扱った映画だと思うけど、
今の私には、あの母と娘の関係が一番こたえた。
生き方、死に方。
どうすれば、幸せだと感じる?
お互いを想っているということは確かなだけに、切ない。
監督は、ああいう経験があるんだろか。
私は、どうすれば一番よいんだろう?
ラストシーンには、少しほっとした。かな。
エンディングの曲がまたよくて、後押しされ?、
なぜか、たぶん、思い出し涙?が止まらなかった。
はずかしかった。
DVDを待たずして映画館で観てしまったけど、
よかった。
また観たら、違うことを感じるかもしれない。
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